バターが足りない。 でも、乳は余っている。

相反する二つが、同じ国で同時に起きている。 この歪みを、ReDesignは構造から解きほぐします。

バター生産の非効率な現実 The inefficient reality of butter production

バター1kgを製造するのに生乳が約20kg必要で、その95%が脱脂乳として残る非効率な構造の断面図 5% 95%

バター1kg = 生乳のわずか5% 1 kg of butter = just 5% of raw milk

残りの95%は「脱脂乳」として廃棄・余剰化 The remaining 95% becomes surplus "skim milk"

欲しい1kg、いらない22kg 同じ生乳から、同時に生まれる。 1kg you want, 22kg you don't. Both born from the same raw milk, at the same time.

その仕組みが生んだ、現在の現実。

使い捨て設計の結果は、数字に表れています。

SURPLUS STOCK
脱脂粉乳 在庫 75,000 t超
出典: 農水省 2024
DAIRY FARM DECLINE
酪農家 97 %減
出典: 農林業センサス (1963→2023)
BUTTER PRICE (10Y)
小売価格 +34 %
出典: 小売物価統計
Structural Issues

構造的な問題は、ひとつではない。

01 製造のジレンマ CONSTRUCTION
02 輸入依存の流通 DISTRIBUTION
03 脱脂粉乳の余剰 SURPLUS
04 健康コストの代替 HEALTH
構造的な問題
Why ReDesign

なぜ ReDesign が、これを解けるのか。

食品製造 × 金融 × IT × コンサルティング──この4領域の最前線を知る専門家が、現場で生まれた痛みから立ち上げた会社です。

01

現場起点

グループ企業の製パン・製菓事業で日々バター不足と原材料費高騰に直面。机上の空論ではなく、実装可能な解決策のみを追求しています。

02

技術知見

和歌山県工業技術センターとの共同物性試験で有効性を実証。食品加工技術に基づく、確かなプロダクト開発。

03

事業設計力

金融・コンサルティング出身者による持続可能な事業モデル設計。環境配慮とビジネス成長を両立するエコシステムを構築。

社会課題を解く、2つのアプローチ

アプローチ①:増やさない

従来の生乳分離プロセスを脱却。製造過程で新たな脱脂粉乳を副産物として一切生み出さない「ゼロ副産物」。

アプローチ②:減らす

すでに過剰在庫として存在する75,000t超の脱脂粉乳をメイン原料として活用。アップサイクルによる在庫消化

OUR ANSWER

だから、私たちはこの順番で解く。

4つの課題はバラバラに見えて、一本の糸でつながっている。Re Designは、その糸を一度ほどいて結び直すことに挑みます。

  1. 余った乳を、
    適切に回す。

    まずは脱脂粉乳の余剰を価値ある形(プロダクト)に変換し、現場の出血(損失)を止める。

  2. 搾り現場から、
    乳価の先を変える。

    共創パートナーとともに、新しい消費の形とサプライチェーンの形を実装する。

  3. ひとつになって、
    連鎖を解く。

    バター不足と粉乳余剰のパラドックスを根本から解消し、持続可能なエコシステムを完成させる。

私たちは、どこか遠くの環境課題を語るためではなく、自分たちの現場で毎日直面してきた「仕入れの痛み」を解くために Re Design を立ち上げました。食産業の中で働く人たち、酪農の担い手、そしてその先にいる生活者──そのすべてが報われる食の仕組みを、この事業でつくっていきます。

すべての乳に、本来の価値を。

Re:Design は、サーキュラーデザインの力で、日本の酪農が抱える「見えない壁」を突破します。